家族防災会議アドバイザー

森 絹代
 (もり きぬよ)

プロフィール

1981年3月3日生まれ
北海道室蘭市出身
現在は兵庫県川西市在住
夫・娘と3人暮らし

【保有資格】
・防災士
・防災備蓄収納マスタープランナー
・ひょうご防災リーダー
・整理収納教育士

大人が防災を学べる場所を作りたい

 結婚を機に、私は北海道から関西に移住をしました。南海トラフ巨大地震への漠然とした不安もあり、自分や家族のためにも防災を一度しっかり学んでみようと思い、「防災備蓄収納2級プランナー認定資格講座」を受講しました。
 講座では、防災備蓄の必要性だけでなく、普段の生活に取り入れやすい防災備蓄のコツやノウハウをたくさん学ぶことが出来、実際に自宅で防災備蓄を始めるきっかけとなりました。
 防災について学んでいく中で、「防災は何から始めれば良いのかわからない」という悩みを抱えて、実際に備えられていないという人が多いことを知りました。私たちは子どものころから、地震が起きた時に自分の身を守る方法は避難訓練を通して学んできました。しかし、災害から命を守るためには、被災後の生活についても考えなければいけません。ライフラインが途絶え、モノも不足する。そんな状況の中で、どのように生きていくのかを考える必要があります。避難訓練以外に防災を学べる場所はまだまだ少ないのが現状です。私は、子どもの頃に抱いていた「先生になりたい」という夢を思い出し、大人が防災について学ぶことが出来る場所を作りたいと強く思ったことから、新しいキャリアとして防災の講師として活動を始めました。

ホテルスタッフから選ばれた「笑顔のMVP」

 大学3回生の時に、インターンシップ制度を利用してホテルのお仕事を学びました。ホテルの華やかさに対する憧れで参加したのですが、この経験が私を大きく変えました。インターンシップ生の受け入れを担当する部署のベテランスタッフの方が、私の笑顔をとても褒めてくださいました。笑顔を人から褒められたことは初めてでした。
 インターンシップの経験と、笑顔を活かしたいという想いからホテルへの就職を決めました。
 私が働いていたJRタワーホテル日航札幌は、札幌駅に新しく開業するホテルとして非常に注目度が高く、入社式にテレビ局の取材が来ていたことがとても印象的でした。ホテルが開業後は本当にたくさんのお客様がお越しになりました。私が配属されたカジュアルフレンチレストランは、1日に何百人ものお客様がご利用され、連日行列が出来るほど人気の高いお店でした。とにかく忙しく、汗をかきながら動き回っていました。そんな中、ランチタイムにお食事に来ていたサラリーマンの方が、お会計の際に「あんなにずっと笑顔でいる人は見たことがない」と私の姿を褒めてくださったと上司から聞きました。そのお客様のお声がきっかけで、ホテル開業後に初めて行われた人事評価制度で「笑顔部門」に推薦され、見事MVPを獲得しました。たくさんのお客様から褒めていただき、接客のプロであるホテルスタッフから認められたことは私の自信となりました。「笑顔」が私の一番の強みです。これが私の屋号である「スマイルストック」の由来です。

寄り添う講師でありたい

 講師をする上で、私が一番大切にしているのは「受講者の方の想い」です。初めて受講するときの緊張感、講座内容を理解できるのかという不安、どんなことで悩んでいるのか、どんなことを解決したいと思っているのか、などの想いや目的を共有することを意識しています。これまで防災を考えていなかった、なにも備えていない方にとって、防災対策や防災備蓄を始めることは新しいことへの挑戦です。わからないことへの挑戦だからこそ、楽しく学んでいただきたいというのが私の想いです。そのために、講師が一方的に話す講座ではなく、ワークを使った講座づくりをしています。受講者と共に考え、解決していくためのサポートする講師でありたいと思っています。